2.米国テロ攻撃に関する警告


空港における警備体制強化について(8月11日)

1.米国政府は、8月10日、ロンドンにおける航空機爆破テロ計画の発覚を受けた警戒措置として、航空機に対する警戒を強化する旨発表しました。
  具体的には、英国から米国へ向かう民間航空機に対する警戒レベルが、最高度の「レッド」に引き上げられるとともに、その他米国離発着の国際・国内民間航空機について、全米規模(グアム島含む)で警戒レベルが上から2番目の「オレンジ」に引き上げられました。
  また、警戒強化の一環として、当面、航空機内への一切の液体(飲料のほか、歯磨き粉等のジェル状のものも含む)の持ち込みが禁止されています。
  フライトは遅延はあるものの運行されている模様ですが、空港内における搭乗手続き時の混雑が予想されますので、余裕をもって空港へ向かわれることをお勧めします。

2.当地空港の検査状況等について、米国土安全保障省(TSA)グアム空港事務所より聴取した結果は以下のとおりです。
(1)警戒レベルの引き上げに伴い、手荷物検査が更に厳格化されました。一切の液体は機内への持込みが禁止されるため、預け入れ荷物に入れておかなければなりません。
(2)通常の手荷物検査とは別に、搭乗口において再度係官による手荷物の開披検査が行われます。全ての便が対象となっており、検査の影響で出発時刻が大幅に遅れることもあります。
(3)係官の許可を得ることを条件として、以下のものについては、液体状であっても例外的に持込みが認められます。
  ・乳幼児用のミルク(ジュースは不可)
  ・機内で服用する必要のある薬で、医師の処方箋があり、容器に搭乗者本人の氏名が記載されているもの(市販の薬品は不可)

3.検査の実施方法を含め、空港の対応状況は今後も変化する可能性があります。最新の状況をお知りになりたい場合は、ご自身にてTSAグアム空港事務所にご確認くださいますようお願いいたします。
  ・TSAグアム空港事務所(代表)
    642−7600(7601、7602)
・米国土安全保障省公式ホームページ
    http://www.tsa.gov

在ハガッニャ日本国総領事館
電 話 646−1290
FAX 649−1490

 

在ハガッニャ日本国総領事館からのお知らせ(3月10日)

1.米国務省は、全世界の米国民向けにテロに関する注意(Worldwide Caution)をうながす公告(Public Announcement)を3月8日付けで更新し(有効期限は9月7日まで)、その中で米国民に対し、米国民及び海外の米国権益を対象としたテロ攻撃や反米暴力活動の脅威が依然として存在することにつき改めて警戒を呼びかけるとして、要旨以下のとおり警告しています。

(1)米国政府は、米国民及び米国権益に対するテロ攻撃の脅威が依然として存在し、また、米国民及び米国権益に対するデモや暴動の可能性があることに深い懸念を有している。イラクで人質が殺されたことに伴い、人質の出身国においてデモや関連する暴動が起こった。一般的に米国民はこれらの標的になることはないが、巻き込まれることはあり得る。米国民は、高い警戒レベルを維持するとともに、自己の安全対策を強化するために適切な措置を講じるよう努めるべきである。

(2)また、アル・カーイダ及びその関係組織が引き続き海外の米国権益に対する攻撃を準備している兆候がある。アル・カーイダ及びその関連組織は、最近では、欧州、アジア、アフリカ及び中東でテロ攻撃を敢行した。将来的なアル・カーイダによるテロ攻撃には、爆発装置等の通常兵器のみならず、生物・化学剤等の非通常兵器が使用される可能性がある。

(3)テロ攻撃には、自殺攻撃、暗殺、ハイジャック、爆弾、誘拐等が含まれ得る。こうした攻撃は、民間航空機、その他の交通機関、海上権益を巻き込む可能性がある。テロリストは、政府関係であろうが民間であろうが標的とする。 これらの標的には、住宅地、企業事務所、クラブ、レストラン、礼拝所、学校、ホテルや公共の場所といった米国民や他の外国人が集まり又は訪れる施設が含まれる。

 

2.アル・カーイダ関係者がテロを促しているとも考えられるメッセージ等については、これまでも随時メールにて注意喚起していますが、上記1.のテロ攻撃に関する米国務省の警告にも留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。

 また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。