6.グアム島における津波警報システム

■グアム島における津波警報システム

1.災害・緊急時対策室

 グアム島における災害や緊急事態に対しては、災害・緊急時対策室(Guam Homeland Security/Office of Civil Defense)が、関係当局を統括し事態に対処することとなっており、住民への情報提供や救援業務の調整役を果たします。

2.最近発生したインドネシア・スマトラ島沖大地震では、津波に対する警報を各地で流すシステムが存在していなかったことが、被害を一層大きくさせたとされています。グアム島は、太平洋地域の津波警報システムに組み込まれており、災害・緊急時対策室によると、津波が発生した場合には以下の方法で情報提供が行われることになっています。

(1)太平洋地域で大地震が発生し、グアム島にも津波が来る可能性がある場合には、ハワイの太平洋津波警報センターからグアム島の災害・緊急時対策室に即時通報が行われます。

(2)災害・緊急時対策室では、グアム島のテレビ局及びラジオ局の全チャンネルを通じ、津波に関するアナウンス放送や字幕案内により,津波の可能性,地震発生地,地震の規模と併せ,注意喚起や避難勧告が伝達されます。

(3)災害・緊急時対策室では、ホームページのメインページに津波情報を掲載するほか、沿岸部では必要に応じ広報車による注意喚起や避難勧告を行います。

(4)災害・緊急時対策室では、常時24時間体制で災害や緊急時に備えており、津波発生時にも住民からの電話照会に対応する態勢がとられます。

3.災害・緊急時対策室の連絡先

(1)電   話: 475−9600/1/2

(2)ファックス:? 477−3727

(3)ホームページ:http://www.guamhs.org/main

(参考)メインページにおいて、"Hazard Specific Annexes"をクリックすると、当地関係機関による津波に対する即応態勢の説明、また、"News & Spotlight:Are You Ready"→"Tsunamis"を順にクリックすると、津波の性質や心構えに関する説明があります。